こんにちは、小さいお店のためのWEB制作を行う、チルラブです。
【小さいお店のためのホームページ講座】ではホームページを作ろうと考えている小さいお店さんを対象に、ホームページって何?どうやって運用していくもの?というところを専門用語を使わず、分かり易い言葉を使ってご説明します。「ホームページをまだ作っていないけど、欲しいかもしれない」という小さいお店の皆さんの参考になりますように。
ホームページの解説記事って専門用語が多くて分かりにくいことありませんか?
チルラブではできるだけどなたでも分かり易いように心がけています
番外編のこの記事はホームページって実は作った後も手間とお金がかかる…というお話です。
ホームページは完成して終わり!ではない
ホームページを作るのは大変!大変だったけど完成した!良かったね~…で終わりではないのです。作った後も面々と手間暇、場合によってはお金が必要です。手間や費用がかかるもののホームページを持っているということは、ホームページの運用・行進・保守ができるほど基盤のしっかりしたお店だという証明でもあります。だからこそ「ホームページを持っているお店は信用できる」という顧客の信頼感に繋がるのですが、実際にどういうところに手間暇・お金がかかってくるのか、覚悟をしてからホームページを作るかどうか考えた方がいいかもしれません。
「良い」ホームページ維持にかかる手間
ホームページはチラシやポスターと同じ販売促進ツール・広告です。というお話を本講座の1回目で書きましたが、ホームページにはチラシやポスターと違うところがあり、そこに手間がかかります。その違いとは『ホームページは更新できる(という社会的な認識)』です。例えば「人気のケーキ屋さんはお盆の期間も営業するのかな?」と思ったら、チラシやポスターではなくてホームページを見に行きませんか?「最新の情報はホームページに載っているだろう」という認識があるからです。ホームページを最新の状態にしておくために、どれほど手間をかけるかはお店の判断に寄りますが、少なからずホームページの情報と向き合う時間が必要になってきます。
先ほど例で書いたような、休業のお知らせはお客さんのためですが、例えば店外への出店のお知らせなどはお店の経営のためにもぜひ知ってほしいものです。こういった最新の情報を月に1回は入れていけるとホームページへの信頼感、ひいてはお店への信頼感が上がっていきます。逆にこのような更新が全然されていない。最新情報は載っていない、載っていても…令和ですらない、となるとお客さんは引いてしまいます。
どのような情報でも最近のお店の状態が分かるとお客さんも安心して利用してくれます。情報は多ければ多いほど良いという訳ではないので、月に1回を目指して更新する手間がをかけられるかどうかをホームページを作る前に考えてみてもよいでしょう。
ところで…、先ほど『ホームページは更新できる(という社会的な認識)』とわざわざ謎の括弧書きをしましたが、実はホームページも、チラシやポスターと同じで専門家でないと更新はできません!「いやいや、お知らせ欄とか簡単にお店のスタッフでも入れられるところあるじゃん?」と思ったのなら、かなりホームページに精通しています。実はこのお知らせ欄の『スタッフでも入れられるところ』をスタッフでも入れられるようにホームページの仕組みを組むのは自動・無料ではないのです。ホームページを作る前にちゃんとWEB制作会社に「更新をしたい」と伝えておかないと自力では更新できないのです。ここからは次の項目お金の話になります。
「良い」ホームページ維持にかかるお金
「最新の情報は公式ホームページにある」という認識はもはやインターネット社会では定番かもしれません。ところが、ホームページはかなり複雑な知識とツールを使用して作られています。最新情報を載せるためにお金がかかるのです。この最新情報を載せる手段は以下の2つに大体分けられます。
- 『スタッフでも入れられる最新情報追加ツール』をWEB制作会社に事前に仕込んでもらう
- スタッフでは入れられないので都度WEB制作会社に依頼する
1.更新機能の設置
『スタッフでも入れられる最新情報追加ツール』をホームページの仕組みを組んでもらうことを、更新機能の設置、と言います。お知らせ欄などは分かり易いですが、他にはメニューの変更、スタッフブログ、写真の差し替え…やりたいことによって更新機能はたくさん必要になります。これらの機能は事前にホームページを作る前にWEB制作会社と相談して仕組みを入れてもらいましょう。仕組みを入れるのには、通常の更新できない状態で制作するより時間がかかります。そのため、ホームページの制作費が高くなります。ここがお金がかかるポイント1つめです。
事前にお金はかかりますが、その代わり、制作が終わり納品されたホームページで何度情報を追加しようとも、追加費用はかかりません。ホームページ制作費が高くなるとしても、月に1回以上更新したいと思う個所には機能が入っていた方が長期のホームページ運用にとってはかなりのコスト減になります。
2.WEB制作会社へ依頼
WEB制作会社によって作られたホームページはいわば、製本された自費出版本のようなものです。完成している本に対して「開店時間変わったから変更しておいて」と言われても普通のスタッフさんではなかなか対応できませんよね。できたとしても、修正ペンや糊・紙を使って上書き…というような、あまりきれいではない状態になりかねません。ホームページも同様で、完成後に何か追加したい場合は、WEB制作会社に依頼して修正してもらう必要があります。ここがお金がかかるポイント2つめです。これは実はホームページの制作費の外。追加費用、都度見積やスポット対応という風に呼ばれ依頼の度にお金がかかります。小さい変更なら5千円くらいかもしれませんが、大きな変更の場合には、5万円、10万円なんて金額になることもあります。ホームページが完成した後で追加で何かをお願いするのはかなりお金がかかると思った方が良いでしょう。
ただし「今後頻繁に更新すべきところがないようにホームページを作ってもらって、年に1回も更新しないぞ」という方針なら、1でお話ししたような更新機能を設置してもらうより都度WEB制作会社に依頼した方が良い場合もあるので、よく考えて決めると良いでしょう。
運用・更新・保守を代行するサービスの存在
「ホームページは最新の状態にしておきたい、でも自分たちで更新する手間はかけられない」こういった場合に利用できる、WEB運用・更新・保守を代行してくれるWEB制作会社もあります。ただ、手間を代行してくれるので、もちろんお金がかかりますがお店に集中して、ホームページの運用は専門家任せの方が安定した運営ができるかもしれません。
まとめ
小さいお店はやれるところをやれる範囲でホームページに手入れをすれば十分魅力的で「良い」ホームページになります。無理をするとかえって負担になり、店舗運営の方にも支障が出るかもしれません。「やりすぎない、でも少しやる」それくらいの運用・更新を心掛けることが大切です。
このちょっとした更新をする際に、時間をかけるかお金をかけるかの選択が迫られます。事前にどのようなスタイルがお店に合っているのか考えておきましょう。
手間をかけられるなら、ホームページ制作時に更新機能を付けてもらっておいて、自力で更新の対応をするのがコスト的には〇!
「忙しくて時間は割けないかも」という場合は、無理せず制作会社に頼んでしまいましょう。時間がない分は改修費をかけて補うスタイルです。
手間もお金もかけないでほったらかしにしてしまうのが、一番NGなホームページの運用になるので「手間も時間も、どちらも難しいな」という場合は一旦ホームページを作るのは後回しが良いかもしれません。
そもそも、ホームページって何?どういうお店に有効なの?という疑問に関しては下記の講座をご覧ください。
ホームページはお金と時間がかかります。よく考えて意思決定していきましょう。
以上、【小さいお店のためのホームページ講座】番外編:ホームページは作った後も手間とお金がかかるお話でした。